2010年6月22日火曜日

ナガイの遮熱シート



 最近、屋根からの輻射熱対策として遮熱シートが用いられるケースが増えて来た様に思いますが、私はナガイの「イーストルーフ」という遮熱シートを使用しています。

 NASAが開発したと言って盛んに営業していたリフレクティクスとか、アストロ-Eといった製品も使った事がありますが、これらは素材自体に透湿性がないので、室内から漏れ出る水蒸気を逃がすための通気層と、輻射熱を反射するための隙間としての通気層という2重の通気層を設けなければならず、大変苦労しました。(普通はそんなことおかまいなしに使っている様ですが、、)

 しかし、このイーストルーフは、遮熱、透湿、防水を兼ね備えているので通常の屋根通気層を設ければ、内部結露の心配をせずに済みます。

 上に上げた写真は、発泡プラ系の断熱材を外張りした上にこのイーストルーフを張っているところです。この上に通気胴縁を打って野地板を張ります。

 さて、このナガイという会社のHPに「夏涼冬温の家」というページがありるのを私も最近知ったのですが、私が「高気密・高断熱」後の家づくりとして考えていたことが正にここに書かれていたので、大変嬉しく思いました。そして、ナガイが取り扱っている製品をみても、永井社長の家づくりに対するしっかりしたビジョンが感じられます。これからも、もっともっと日本の家づくりにいい建材を開発、提供して頂ければと思います。

 

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